2011年4月14日木曜日

渡邉美樹 「戦う組織」の作り方

2009 PHP研究所

1959年生まれ

著者は、1984年、居酒屋チェーンの「つぼ八」の高円寺北口店を出店することから始めて、いまでは東証1部上場、従業員4000人、売上高1100億円を超えるワタミの経営者となった。
事業内容も外食から始めて、介護、宅配弁当、農業へと広がった。

2009年には、著者は社長を退いて、会長になるつもりである。
まだ第一線で働ける年齢なのに会長に退くのは、ワタミを創業者である著者がいなくなっても存続できる会社にするためである。
ワタミでは、農業を21世紀の主役の事業に据えようと力を注いでいる。日本の農業は、高齢化が進んでおり、その担い手は減り続けている。これからは、株式会社が農業へ参入することによって、農業の産業化を進めるしかないと考えている。

ワタミグループのスローガンは、「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」である。この理念で、介護事業や農業を展開していこうとしている。

著者は、学校法人や医療法人の経営にも携わっており、今後の社会のモデルとなるような学校や病院を作りたいと思っている。

著者の元気の秘密は夢を持ち続けていることであり、みんなを幸せにするために、もっと何かできるはずだと思いこんでいるためである。

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